前職でアパレルや加工業界に関わっていた経験から、「市場をもっと活性化させ、お客様により良いサービスを提供したい」「根本的にアパレルや加工の構造を変えたい」と強く感じていたが、会社員では限界があると感じSHIP社を起業。

SHIPの目的は市場が本来あるべき形を取り戻して、当たり前と思われていた社会の常識をアップデートすることです。

アパレルや印刷加工業界においても、今の状況を当たり前と思い込まず、世の中の構造に疑問を持ち「なぜなのか」を考え続けています。

最近では、ITとものづくりを融合させた体験型のサービスを通して、お客様に感動を届けられるよう、AIを活用したシステムの開発に取り組んでいます。

SHIPはコスト削減を目標に「印刷加工」の役割を全て担うサービス「D-SHIP」を立ち上げます。ITを駆使することで、各社が設備投資をし自社加工するよりも費用を抑えて生産できるようになりました。

SHIPが印刷加工の業務を担い、各社はこれまで製造に取られていたリソースを営業に充てることができます。業界全体の生産性向上に寄与できるという自信がありました。

この新たな取組を広げていくべく、SHIPは自ら、QRコードによるスケジュール調整機能の活用するなど、ITをフル活用して営業活動を実施しました。しかし、結果としては取引先が悉くIT化に対応できず、問い合わせや注文は全て電話かFAXでないと対応不可というものでした。

この経験から、IT化した合理的なサービスを広めるには、その流通も含めて工夫が必要であるという現実を目の当たりにします。

行き詰まった現状を打破するため、全く違ったアプローチをとることにしました。今までは、アパレル市場の構造を変えるべく、加工業界へアプローチする方法を取っていましたが、エンドユーザーである一般消費者へアプローチする方法へ切り替えます。

私たちは、得意とするITやものづくりを通して、お客さまに直接「体験」や「感動」を届けたい。急速に進歩するITの中で、お客様が求めているものはこれだという自信がある。

そのような思い、独自の開発技術、ノウハウによって生まれたのがアパレルステッカーです。

今まで企業に提供していた、印刷加工技術をお客さまの身近なものとして、世の中に誕生させることができ、さらにお客さまや社会の意識を自然と変えていける。

「STIQ」は、そんな理想を形にしたSHIPの新サービスです。

アパレルステッカーは、元々業界に存在していたラバーフィルムという商品を一般消費者向けに改良して生まれた新商品です。

従来、オリジナルのTシャツが欲しい時は、Tシャツにプリントする必要がありました。しかし、アパレルステッカーを利用するとプリントする必要はなく、手持ちのTシャツにステッカーを貼って楽しめます。洗濯して剥がれる心配もありません。

SHIPのアパレルステッカーは大きさを自由に変えたり、好きな位置に貼ったりすることができ、同じステッカーを使用したとしても個性を出していくことが可能です。私たちはこのアパレルステッカーを通してファッションを楽しむ新しい体験を提供できると確信しました。

2024年、一般消費者向け【STIQ(スティック)】と【STIQ STORE(スティックストア)】、法人向け【STIQpro(スティックプロ)】を展開予定です。

今後アパレルステッカーが普及するにつれ、加工の場は一般家庭に移り、既存の印刷加工業者の縮小が想定されます。

そのような企業様におかれましては、アパレルステッカーをSTIQ proから仕入れ、今まで製造にかけていた時間を営業に移行し、各社、新規顧客を獲得しながら、アパレルステッカーを広めていくパートナーとなっていただくことを期待します。

一般消費者から業界全体を巻き込む。そのような考え方から生まれたアパレルステッカーという新商材は、ライセンス含む全ての事業者様、お客様、地球に喜んでいただける商品として完成しました。

SHIPは時代に合わせた新しい体験と感動を提供することを使命とし、これからも尽力して参ります。